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美濃楮GARABO
1300年の歴史を誇る美濃和紙の産地、岐阜県美濃市では手漉き和紙の原料「美濃楮」を栽培しています。手間暇をかけて大切に育てられた楮(こうぞ)のうち実際に和紙になるのは木の皮部分のわずかな繊維のみ。 皮を剥いだ後の楮の芯は“ガラ”とよばれ、昔まだ竈(くど)や囲炉裏が家庭にあった頃はガラを燃料として使っていました。 時代はかわり電化製品などの普及にともないガラの使い道は少なくなりました。 美濃楮GARABOでは、ブランドを立ち上げることで使い道が少なくなった楮の芯に「焚き付け」として付加価値を付けて商品化し、伝統工芸「美濃和紙」を支えるお手伝いをしたいと考えています。
ちなみに、「美濃楮GARABO」という名前は「楮のガラ(GARA)」が「ボッ(BO)」と火がつくという特徴から由来しています。
美濃楮GARABOと美濃和紙
美濃楮は美濃和紙の原料でクワ科の落葉低木です。成木は3メートルあまりになり、毎年収穫できます。 繊維は 太くて長く強靱なので、障子紙、表具用紙、美術紙、奉書紙など、幅広い用途の和紙の原料として最も多く使用されています。
しかし、生産者の高齢化、大変な作業(真夏の芽かき作業や真冬の収穫作業)などから、原料の確保が問題になりつつあります。最近では、美濃和紙を漉いている職人さんたちが中心となり生産作業をしていただく一般のボランティアの方を募集したり、楮・和紙のことをより多くの人に知ってもらう啓発活動などを行ったりと徐々に盛り上がりを見せています。GARABOでは和紙の原料としては使えない木の芯の部分を薪ストーブやアウトドアでの焚き付けとして販売することで、より多くの方に美濃和紙という和紙があることを知っていただけたらと思います。
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